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歯科治療のよもやま話

治療方針

Sさんの場合の矯正歯科治療は、どういった流れになるのでしょうか。「大きく治療の流れが異なるわけではないのですが、歯周病がかなり発達していたので、歯肉や顎骨の状態を随時見て、より慎重に治療を行うことにはなります。まずは矯正治療中は歯磨きが通常以上にしづらくなりますから、毎月の通院時にしっかりオーラルケアをして感染を防ぐことを徹底します。さらに自宅でのブラッシングの方法も指導し、できるだけ清潔な口内状態を保つように指導しました。また、矯正治療による歯の移動も、負担をかけないように無理なくゆっくり行います。土台となるあごの骨が減少している場合、健康なあごの骨の人と同じ力を加えたとしても、テコの原理で矯正力が増幅されてしまい、思いもよらない負担を患者さんのあごにかけることになってしまいますから。」Sさんはもともと正常な咬み合わせでしたが、、奥歯を失ったことで次第に咬み合わせが低くなってしまいました。その結果、下の前歯が上の前歯を突き上げるようになって、いわゆる出っ歯の状態になってしまったとのこと。そのため、Sさんの矯正歯科治療は、まず第一に、下の前歯の突き上げを改善すること、次に、倒れ込んでいる歯を適切な位置に移動させること、さらに、失った奥歯を補綴用のインプラントで再生すること、最後に、前方に出た上の前歯を引っ込めることを段階的に行いました。治療はたいへんでしたが、Sさんもがんばってくれて3年後にはきれいに歯並びをてにいれることができました。長い目で歯の健康を見る目が必要ですね。

皆さんが忘れがちな点を皆さんのレベルに合わせて紹介している基礎知識です。